予告で見た STAGE MOTHERが、内容よくわからないけどドラァグクイーンが出てきたり面白そうなので夫と観に。
疎遠になっていたゲイの息子の急死の知らせからお話しは始まり、息子が経営していたゲイバーの経営立て直しと、そこで働く人たちの悩みを解決しながら居場所を作っていくサクセスストーリーであり、亡くした息子愛もあり、最後マスクの中が鼻水と涙でべちゃべちゃで気持ち悪い状態に。
シンプルと言えばシンプルなストーリーだったけど、もう一回観て細かいところ確認したくて翌週も観に行くことに。
2回目は泣かなかったけど、ふむふむともっと理解できてスッキリ。
ストーリー中の家族とうまく分かり合えない人々の模様は、2回目の時一緒に見に行ったゲイであることをカミングアウトしている友人曰く、「あるある」だとか。
そして「今日の映画館の中にも何人かいたわね。隣もカップルだったし」と。そーなんだーといろんな意味驚きながらも、自分と関係ないと思うものは視界に入らないとは本当だなと変なところで関心。
映画館はコロナ禍でカラオケなどと同じように早々に休館していた場所だけど、もともと空気の入れ替えするような空調の作りになっているところが多いし、基本しゃべらないから、この状況で気分を紛らわせる娯楽としては一番安心で、ずっと開いててほしい施設の一つだと私は思ってしまう。
NHKで予告をしていた「世界で一番しあわせな食堂」が私好みのほっこり映画そうで、それまた夫と公開すぐに観に。
フィンランドが舞台っていうだけで、癒されそうな予感。
実際、特に大きな事件も問題もなく、ナゾな中国人親子と食堂のおかみさんとのお話しだけど、最後いい感じのハッピーエンドで後味よし。
最初、ナゾの中国人が人探しのため食堂の常連客に尋ねるとき、きっちり一礼をしてから質問する所作や、バスの故障で急きょ中国人観光客がその食堂で食事することになり、どやどや入ってきた中国人が「あれないの?これないの?」その中に「寿司ないの?」とか言うシーンがあり、この監督は日本と中国とごっちゃになってる?と思うところも。
不思議な空気感とテンポながらとてもいい映画で、これまたもう一度見たいなと思う映画でした。