後期高齢者の母もはしゃいだ超巨大没入空間『チームラボプラネッツ 豊洲』

チームラボプラネッツ

どんな展示かも知らず予約してみる

たまにテレビで展示の様子が映り、あれはなんなんだろう?と流し見ていました。

ですが先日展示物の蘭のお手入れを毎日しているというニュースを見て、始めてこのデジタルアートギャラリー『チームラボプラネッツ』に興味を持ち母を誘い行ってみることにしました。

ネットでチケット予約し、ホームページをざっとみてもどんな規模でどんなものが展示してあるものなのか全くわからない。

チケット代は私3500円、母はシニア価格で2400円。

【身体ごと没入し、他者と共に世界と一体となる】

と書いてあるけど、どうゆうこと??

あまり詳しく読んで先入観もつのもつまらないので、このわからないまま行ってみることにしましょ。

東京駅から都バスで30分、新豊洲駅すぐ横

母とは東京駅丸の内南口改札で待ち合わせし、バスで行くことに。

大きな理由として、都バスは母がシルバーパスが使えて無料であることと、歩く距離が一番短いと思われたから。

東京ビックサイト行きに乗り、皇居付近から銀座の晴海通りへ。数寄屋橋、銀座4丁目を通り、歌舞伎座通って勝どき橋渡り、築地などひと通り銀座界隈の観光ルート通るので楽しい。

母も昔この辺で父とデートした話しをしだす。

30分ほど乗り『新豊洲駅』で下車。

ガラ~ン

高さはない大きな建物はいくつもあるけど、なんもない寂しいとこだなぁ

さてさて、バス停はゆりかもめ線の『新豊洲駅』のすぐ近くにつきます。

そこから1分のはずだけど、ちょっと場所が分からずGoogle mapに連れて行ってもらうと、ゆりかもめ線の新豊洲駅ホームからだとすぐ下に見える場所にあった!建物の高さがないからすぐそばなのにロゴが見えなかった。

チームラボプラネッツ

入場時間より15分ほど早く着いたけど、この日はド平日で空いていたのでしょう、すぐに入れてもらえました。

入館前に大画面で見る注意事項を聞き終えると、「ではこちらからどうぞ」とカーテンが開く。ディズニーランドみたい。ワクワク

入ってすぐロッカールームでしたけどね。

短パン借りる?

荷物は全てロッカーへ、そして靴下をぬいで裸足になっての入場。

母が巾着にスマホを入れて持ち込もうとしていても、お姉さんにやんわりスマホだけ手にして巾着はロッカーへと促されてました。

で、私といえばロングスカートで来てしまい、「下が鏡張りだから短パン履かれたほうがいいですよ」と言われ、自分はいいけど人様に不快を与えてはいけないということでお借りしました。

この後入口入ってすぐに、心から借りてよかったと思うのでした。

チームラボプラネッツ

いきなり川のぼりにド肝

くら~い中を進むと水の音。

角を曲がると歩く歩道の上り坂バージョンのような道に水がジャージャー流れている!!

これ登の??

結構な水量で足腰最近怪しい母は手すりにつかまりながら、危なっかしく登っていきましたが、この想定外のことにもうこのミュージアムの魔法にかけられ始めていたのでした。

カーテンが開くごとに広がる異空間

天井も床も壁も全部鏡で無数の光がぶら下がり、音と共に光がうごめいていて、自分が宙に浮いて時空得を移動しているかのような錯覚の部屋や、巨大バルーンに埋もれたり、花のプラネタリウムみたいな中で宇宙に放り出されたようになったり、鯉が泳ぐ水の中に行ったり。

頭が付いて行かないほど。

チームラボプラネッツ

チームラボプラネッツ

 

天国に行くときってこんな道なのかもね?

各部屋へ移動するときは、暗くて細い廊下をくねくねと歩きました。

次は何があるんだろうという予測のつかない未知への期待とドキドキ。

母は私の腕にしっかりとつかまりながら歩き、

私「死んだ直後って、こんな風な道を歩いてる感じなのかもね」

母「そうかもねぇ」

と、二人腕組んで次の世へ歩いていきました

チームラボプラネッツ

2周目は庭へ

どう建物の中がなっているのか、まったく想像がつきません。登ったり下りたり。

で、突然元のロッカーへ。

おぉいきなり現実。それまたびっくりすんなー

そして、また最初と同じ入口へ進むと、2周目の人は左へ進めと。

いきなり明るい外です。また旨くミラーを使い広さの感覚がマヒしますが、でもよく見えるので以外と一部屋ごとは広くないんだなと。

最後はテレビでもおなじみの蘭のカーテン。これはほんと見事でした。

足が冷えちゃって、あまりゆっくり見てられませんでしたが、これも天国ってこんなとこかも?と疑似体験です。

近づくとジワ~っと蘭が上にあがり、しばらく同じ場所にいると気づけば自分の周りだけ部屋のように蘭に囲まれてるという。

すごすぎる

 

1時間半の異次元体験

またカーテンを抜けるとロッカールームへ。突然現実へ戻る。

館を出ない限り何周でもしていいらしいけど、流石に母にあの川のぼりをまたさせるのは無理ということで、お腹も空いたしここは食べるところなさそうだし、またバス乗って東京駅行へ。

チームラボプラネッツ

未来の映画は没入型になったら楽しい

視覚でここまで体に前後左右が無くなり不思議感覚になるなら、映画をこのミュージアムの会場に合わせたデジタル融合のを観てみたい!!

360度映像で観る映画ってどんなだろー。現実に戻ってこれるのかな?

母はもう10回は映画館で観ている『竜とそばかすの姫』を「また観たくなっちゃった」と。

確かにネットの世界を可視化させたあの映画の感覚がこのミュージアムでは感じれるかも。

さてさて、今回のチームラボはデジタルアートの可能性をとても感じたミュージアムでした。

 

スマホの充電と、ヒザ下くらいまで水に浸かるのをお忘れなく!!