私は子どもの頃歯列矯正をしていました。
まだ今のように一般的ではなく、気軽に歯並びをきれいにする時代でもなく、大学病院で半分勉強材料になる代わりに安く診療してくれるところで歯をなおしました。
子どもの頃はブリッジの歯がはずかしくて、できるだけ見られたくなくてあまり大きく口をあけて笑ったりしないようにしてました。でも笑ってたけど
ブジッジはめちゃめちゃ痛かった(>_<)
歯の位置をむりやり動かすんだからそりゃ痛いはずで、歯医者に行った日から数日は痛くてうどんを飲む程度しか食べられません。痛くて噛めない。
時々グイっと針金を締める先生の手を反射で噛んでしまったりなど、子供ながらよく耐えた!!
ある時には、先生の発表の場へ連れていかれることもあり、たくさんの人の前で口開けてのぞかれたり。
またある時はそこの大学病院の学生がぞろぞろユニットの周りを囲んで、私の口の中をフムフムとのぞいていったり。
日本の歯列矯正の夜明けの一助になったのかな。
そんなこんなで小学校時代はずっと大学病院に通い、なんとかキレイにしてもらえました。
家計が苦しい中、まだ珍しかった歯列矯正で歯並びをなおしてくれた親には感謝しかないと大人になって心底思うのです。
そんな大事な歯なので、虫歯で失うなんてことがないように、定期健診だけはかかさず行ってます。
80歳まで自分の歯20本!!
それでも20歳のころ1本の虫歯ができ、40歳くらいで、もう1本。
今行っている歯科医院は、先生も複数人いて、歯科衛生士さんもたくさんいて、受付にも専属のお姉さんがいて、広くないけど活気あふれた人気歯科医院。
そして私の担当の若い先生の説明が丁寧で治療が早くて、人生2個目の虫歯は根が深かったにもかかわらず抜かずに治療してくれたのがホントに感謝。
そんな凄腕先生でも太刀打ちできないアイツを作ってしまった・・・・
先日区から歯周病検査のお便りが来たので、定期健診のハガキも来てたのでこりゃ丁度いいと予約。
このコロナ禍でますますグータラ生活に滑車がかかっており、最近は朝昼歯磨き一回なんて日も。
だけど私は案外ほっといても虫歯ができにくいという自信。
が、やっちまったーーー
人生3本目の虫歯が~~
その恐ろしい告知は歯科衛生士のお姉さんによるクリーニングと歯周病検査が全部終わった後でした。
手鏡をもたされ、先っちょに丸い鏡のついた棒でムニュっと内側のほっぺたの肉をかき分け「ここ見てください」と。そこには歯の側面に色の変わった穴。
ギョエ~ 虫歯だー
歯とほっぺの肉がくっついているところに食べカスが残り、そこから蝕んでいったのではないかという。
痛くもなんともないけど見るからに立派な虫歯。
最近お菓子食べる機会が増えたのに、歯磨き回数少なかったツケが!
あたしのバカバカ!!
衛生士さんは「結構進んでそうなので、深く削ることになるかまたは抜くことになるかもしれませんね」と。Oh NOOOOO~
この日はレントゲンを撮り、治療の予約をしてトボトボとがっくり肩を落として帰ったのでした。
治療こわいよ~
いや、治療ならまだしも抜くことになる恐れもあるのか?
やめてくれ~
しっかり歯磨きしよう