スピルバーグ監督のリメイク版『ウエスト・サイド・ストーリー』観てきた直後の感想
スティーブン・スピルバーグ監督の最新映画『ウエスト・サイド・ストーリー』をTOHOシネマズ上野で観てきました。
朝いちばんの会を観たのにも関わらず、上映時間になるとワサワサっと人が集まり6割くらいはシート埋まってたかな。
まずは、観終わった直後の感想。
「長かった~」
途中トイレに1回行ってしまった。
上映時間は、157分。
シートもいいし、真ん中あたりの後半ブロックエリアの最前列席にしたので、足がのびのびのばせて環境はバッチリではあったけど、ちょっと体がイタタタッ
つまらなくて長いと感じたわけでは決してないです。
もう胸キュンでいい映画。
なによりヒロインのレイチェル・ゼグラーが何しろキュート。
約3万人の中から大抜擢だそうです。
職業のところで女優の他にYouTuberってのが今どきですね~。
主人公のトニーは、このエリアのポーランド系移民の愚連隊元リーダーという役どころ。
どこか日本人的なフワっとした尖った雰囲気はなく、親近感持てる好青年といった印象。
身長190㎝もあるそーな!!どうりでマリアとの身長差が。
スピルバーグ監督とえば、自分の中ではE.Tとかインディージョーンズ、太陽の帝国、未知との遭遇とか、子どものころドキドキハラハラで夢中になったものオンパレード。
『激突』をテレビでみたときは、ただトレーラーを追い越しただけで、顔が見えない巨大なトレーラーに追いかけまくるっていう地味な怖さ。
今回、リメークでミュージカルとあって、どんな映画になっているのか楽しみでした。
映像もさぞ凝っているだろう。
期待どおり、映画冒頭にドローンで開発中のスラム街や愚連隊メンバーの様子を歌とダンスで駆け巡っていくところなどすごい迫力。
最初はディズニーランドの新アトラクション『ファンタスティック・フライト』のようで、映像とともに自分も空飛んでいるようで気持ちよかったのもつかのま、すぐ乗り物酔い状態。
しばらく目をつぶってやりすごす(+_+)
私には、移民や人種差別というものが、黒人と白人というの以外はよくわからない。
プエルトリコ系だとかポーランド系とか、なんとなく顔の雰囲気が違うのはわかりますが、どっちかが早く移民したとか?
白人かどうか?
混沌とした当時のニューヨークで、貧困と差別となんかでモヤモヤしてた若者のストーリーのベースがあって、そこにロミオとジュリエット要素が入るってことですね。
最後有名なクライマックスシーンで、笑顔でトランク片手に駆け寄るマリアと、死んだと思ってたマリアが生きてたことに喜ぶトニー。
その瞬間撃たれてしまうわけだけど、ちょっとだけマリアも後追いしかけるけど、けっこうあっさりと銃を下してしまう。
ここが、この恋愛がたった2日間の出来事がゆえの、あっさりさなのだろうとおもいましたね。
映画観た後、夫といつもの一杯飲みながら話すお互いの感想で、私は「2日では、後追い自殺するほどの「情」がまだないんだ」と夫に切々と言っても、あちらは「そう?」と。
これはタイタニックでもちょっと思ったんですよね。なんで夫はわからんの??
ミュージカル嫌いな人もいますが、私は映画も舞台でもミュージカルが好き。
恋人がひん死なのにいきなり歌っちゃうけど、私には歌にのせてセリフがあると、スッと入ってきやすいんですよね。
この映画も、先日観てきたばかりの『ドライブ・マイ・カー』と同じくアカデミー賞候補作品。
まだコロナで自由に遊びに行けない今、誰もしゃべらないし空気入れ替えもやってる映画館は、安全な娯楽施設だとおもっているので、いい作品もっとプリーズ!!
そうそう、ちょうどゴールデンウィーク映画でおなじみの、劇場版『クレヨンしんちゃん』 の予告がネットに出てましたね。
『クレヨンしんちゃんもののけニンジャ珍風伝』2022年4月22日に公開らしいので、行かなきゃ!
たいてい途中で私は寝て、夫は横で泣いている・・・ここでも違いが。