冬は寒いの当たり前じゃないの?
日本の家屋はかなり寒いらしい。
イギリスなどでは、室温が18度以下になる部屋は人権侵害になるので、貸せないらしい。
私たちは冬は部屋も廊下もお風呂も寒いものと当たり前に思っていたけど、それは家の断熱への意識がヒジョーに低いことから、対策が進んでなかったようですね。
まったくなかった概念!
冬にヒートショックとかの温度差で亡くなる人が格段に上がるのでもわかるように、部屋が暖かければ健康でいられるんです。
うちの母は古いマンションの賃貸で、寝室を寝る何時間も前からエアコンがんがんに動かして温めています。
でも寝る時は風が当たって苦しいので消して就寝。
夜中何度もトイレに起きるが、すでに温めた温もりは何処へやら・・・
部屋は冷気が漂っていて、トイレから戻るころには足が冷たく冷えるため、アイリスオオヤマの布団乾燥機で温風をトイレから戻るまで付けておくようです。
全然エコじゃないけど、これでいいの?
この効率悪いやり方で、今電気代が爆上がりしていく中、同じ生活いしてたら倍以上の電気代払うことになるのではないか。
断熱という概念をはじめて知る
最近聞き始めたvoicyのパーソナリティーで東北芸術工科大学教授の竹内昌義氏の「断熱教室」を聞くようになってわかったことは、電気代を節約するには電気を使わないというのではなく、断熱が重要なポイントなのだということ。
電気代値上がりを受け、リクシルのコマーシャルでも3重窓など断熱リフォーム推し。
世間でも断熱断熱と耳にする機会が急に増えました。
家の熱エネルギーの50%は窓から外へ
窓ガラスは、部屋のエネルギーの出入りが大きいそうです。
冬場は部屋の熱エネルギーの50%が窓から外へ逃げていって、その他は屋根4%、外壁20%、床10%ということらしく、半分は窓から!!
反対に夏場部屋の中に入ってくる熱エネルギーは窓から70%も!
窓の対策をすれば、節電効果に直結するということらしい。
冷気は下へ。コールドドラフト
先日タイムリーに東京新聞に断熱について記事があり、朝窓ガラスの内側についている「結露」は、窓の断熱性が低いサインだと。
空気は冷えると重くなり窓を伝わって下降し床へ広がる現象が起き、それをコールドドラフトというそう。
下降気流の冷たい空気を遮断するのが大事ってことですね。
プチプチの緩衝材シートを全面に貼るのでも、空気層が出来ていいらしいですが、見た目がね・・・
DIYで断熱してみる
母のマンションは、12階で風がよく吹き抜けるのですが、窓を閉めていても風がなぜか吹く。
そんなすき間だらけのアルミサッシに、ホームセンターで売っていた両面テープで貼るパネルを設置。
窓ガラスの下1/3くらいの高さです。外の景色を見るのをさえぎらない。
そして、シャワーカーテンみたいなビニールのカーテンとレースカーテンを重ねて吊るし、ニトリで買った重くてぶあつい断熱カーテン。
これを全部取り付けて断熱DIY完了。
うまくいけば、エアコンがよく効いて、冷めにくい部屋になるはず。
カーテンが遮光でもあるため、昼間は暗くて閉めてられないけど、夜はいいのではないでしょうか。
後日母に聞くと、「確かにあたたかくなったような気がする」と。
気がするだけか・・・
だけど私が昨日行った時、気が付けば昼間エアコン無しでいられたから、確実にあたたかくなっています。
断熱グッズ売り切れ
つい1週間前はまだ在庫あったので、自分ちのは後でいいやとおもっていたら、ホームセンターやスーパーなど、こないだまで売っていたお店には、まったくそれらのグッズが無くなっていました。
季節が終わったのか?それとも断熱ブームで売り切れ?
YKK apやリクシルで、既存の家のサッシに内窓つけるリフォーム工事の案内も充実しているようです。
大がかりに修繕しても、元は10年くらいで取れるんじゃないかってことだし、国の補助金制度も始まったらしいので、これは使わない手はない!!
持ち家ならぜひ