親知らずが虫歯に!!初めての抜歯、恐怖におののく 

私の行きつけの歯医者は半年ごとに歯科検診のお知らせハガキを送ってくれます。

たいていハガキが来てから、予約しようしようと思いながら数か月後にのこのこ行き、歯石などを取ってもらい「また半年後におハガキ送りますね」と受付のお姉さんに見送られる。

私はラッキーなことに虫歯があまりできない歯という、親に超感謝な歯の体質なもんで今回も区の歯周病検診が無料で受けられるから「ついでにやってもらうか」程度の気楽さで予約し、なんとそこで親知らずが虫歯という衝撃の事実を告げられたのでした。

その時の話しがこちら

人生で3個目の虫歯・・・歯磨きはデンタルフロスもセットでしよう
私は子どもの頃歯列矯正をしていました。 まだ今のように一般的ではなく、気軽に歯並びをきれいにする時代でもなく、大学病院で半分勉強材料になる代わりに安く診療してくれるところで歯をなおしました。 子どもの頃はブリッジの歯がはずかしくて、できるだ...

虫歯になった親知らずは、虫食い部分が頬っぺた側っていうのが場所が悪いらしく「これはつらい思いして削っても結局抜くことになるかもしれませんよ」と歯科医。

「抜きましょう」とは歯科医ははっきり言わない。

でも抜かなかった場合の治療はかなりキツイものになり、神経のそばにまで及びシンドイだろうと。

でも初めから抜きましょうとは言わない。

歯科医の話しが終わるや否や

「抜いてください」即決。

ゴリガリ削った上で神経抜いたり、歯をやっぱり抜いたりとか、想像しただけでぞっとする。

「先生、親知らず抜くって、ペンチみたいなので挟んでグリグリ ズボッ ってかんじで抜くんですか?」

「いや~昔のようではないですけど、多少そんな感じですね」

背中にヒヤっと冷たいものが・・・

予約は歯科医院の改装を挟むため1か月後。

その日から虫歯にした自責の念と恐怖とで頭はいっぱい。

あっという間にその日は来て、夫にも「ショック死したらごめんね」と別れを一応告げ歯科医院に向かったのでした。

病院に向かう途中に夫からLINEに、歯を抜くのに苦しむギャグ漫画のキャプチャーが。

アイツ悪魔だな

親知らず抜くのに勝手に1時間かかると思い込んでいて、1時間どう意識をそらしてやり過ごすか考えた。

1時間ってパソコンで仕事などしてたらあっという間だから、そうだ頭の中で妄想パソコンしてよう!

そして「帰りにご褒美に何か買ってもいいことにしよう!」と、駅のアトレで雑貨を見たり。

どんなに気を紛らわせてもその恐怖の時は刻々と・・・

歯科医院で受付を済ませ、待合室ですぐに今ハマッている時代小説「澪つくし料理帖」を取り出し、澪の波乱の人生に入り込み時を忘れる。


いよいよ私の番が来た。

不安のタケを衛生士さんに訴え、先生にも訴え。

先生は「怖いのわかりますよ。ボクは親知らずが横に生えているから、もし虫歯になったら砕いて抜くとか大掛かりになるだろうから、ぜったい虫歯にしないようにしてるんですよ」

タオルで目を覆われ、「ちょっと中の様子みますね、麻酔打ちましょ、最初だけちょっと痛いかもしれないけど、ゆっくり入れていきますからね」

先生のいいところは実況中継してくれるところ。

今どんなことやってて進行状況はどんなかなど。

チクっとした麻酔もじょじょにしびれてきてまだらにマヒしているかんじ。

口をゆすぎながらまた麻酔。「多めに入れますね」

ぜひ多めにお願いします!

「まだらにしびれてきて、だんだん効いてくる感じわかりますか?」

まさに、まだらに感覚なくてそれが広がってくる感じ。

全部の感覚なくなってないのに歯を抜かれるんじゃないかとドキドキしてたけど、先生が丁寧に麻酔の効く過程も説明してくれるので安心。

時間を少しあけて

いざ

なんかペンチ的なので歯をとらえている感覚は分かるけど、痛みとか苦痛はない。

でも力で引っ張られてるのは分かる。

「あぁ 動くから抜けるな、大丈夫」

先生の引っ張る力を、衛生士さんが私のアゴを包むように抑えて

「あ、いけるいける」

「はい、抜けた」

その時間2,3分。

パパっと縫い終わり。

ぷは~  ユニットに脱力。

見せてもらった虫歯の親知らずは、中がくろぐろと炭みたい。

フォルムはThe 歯ってかんじで、根っこが二股の大根みたいにスーっとキレイにのびて形がいい。

「持って帰りますか?」と言われキレイにビニールに入れてもらい持って帰りることに。

1週間後に抜糸の予定。

もー全身汗びっちょり。

それでもまったく痛みなくて短時間で終わったのは先生の腕のおかげだと賞賛して帰りました。

 

ベロで触っちゃダメって言われたけど、2,3日後にちょっと触るとトゥルントゥルン

縫い目の間から食べ物入らないのか心配で、顔を反対側に傾けてそーっとそーっと食事。

翌週糸抜く時は、30秒くらいで終了。麻酔もなくピッと切って抜くだけ。

あれからまた1週間ほど経ちましたが、いなくなった親知らず跡は、肉がまだトゥルトゥルながらそこに歯があった痕跡のへこみがよくわかります。

怖いのでいまだに食事するときは反対側に少し傾け、まちがっても抜いた側で噛まないようにしています。

もう死ぬまでぜったい虫歯つくらないようにしようとココロに決めたのでした。

対策:一日一回デンタルフロスをやる、ブラッシングはそっとやる。

守ります!

 

いい電動歯ブラシ必要だ!