さかなクンの映画『さかなのこ』笑ってなごんでジーンとして

日々のことをひと時忘れて、何も考えず映画で笑いたいって思っていませんか?

そんな方におススメの、愉快で心温まる映画です。

9月1日から公開している、さかなクンの自伝的フィクション映画『さかなのこ』を新宿TOHOシネマズで観てきました。

さかなクンの映画さかなのこ

映画さかなのこが、予想を超えて面白かった!映画館で爆笑したのはクレヨンしんちゃん以来。

公開から10日も経っていたけど、新宿TOHOシネマズの中で一番小さい劇場ながらほぼ満席。

幼少から、『興味と好き』が人のそれとはくらべものにならないくらい吐出していて、さかなクンのお魚に対する決意と情熱は本当に感動的。

それを母親がまるごと認めることで、あの唯一無二の特別キャラが確立し、お魚博士としても実績を確実に積み上げていったさかなクンモデルのサクセスコメディストーリー。

冒頭シーンでは、クラシックでゴージャスな大きなベットから始まり、洋館の大きな窓を開け、その寝室から着替えて海に出るという、成功したと思われる現在のさかなクンの暮らしから。

昭和の中高生にいかにもいそうな、ヤンキーと純粋ながらチョイ毒もある主人公とのやりとりに、声出して笑ってしまうところ複数回。

主役は女優『のん』。中性的なさかなクンの役にまったく違和感なし!というか、ぴったりでした。

型にはまらず、好きなことをずっとずっとやり続けていいんだとシンプルに刺さりました。

よく「普通さぁ」って、自分の思っていることと違う発想をする人に使ってしまいがちですが、もし自分に主人公ミー防のまっ直ぐな目で「ふつうって何?」と言われたらたじろぎそう。

そう、普通って自分の勝手な固定観念。

自分が思うままに自由でいいんだ。

彼の物語は、『好き』を突き進んでいいという自己肯定のすばらしいお手本ですね。

実際のさかなクンは家庭も大変だったようですが、それでも好きを貫いててっぺんにいけている。

ここに来るまでは大変だっただろうなぁ

お魚が好きな人、大笑いしたい人、むつかしいこと何も考えずに映画を観たい人必見の映画です。